はじめに

  近年わが国において住宅事情などによる住商工混在地域の増大に伴う悪臭問題が多発しています。
  こうした悪臭問題を解決するには、製造、加工、処理方法を改良して悪臭の発生量を少なくすることが望まれます。
  発生した悪臭については、周辺住民が不快感を持たない程度まで適切な脱臭対策を行い、併せて発生場所の
 環境改善が必要となります。
  また、ひとくちに脱臭装置といっても多様な方法があり、悪臭の発生源、発生状況などを総合的に判断し最も経済的で、
 効果的な脱臭対策を選択することが重 要視されます。
  悪臭防止に関する基礎的な資料及び方法を当社なりにまとめてみましたので参考にして頂き生活環境の保全に寄与され
 ることをのぞみます。



 営業方針

 よりよい環境のために、よりよい製品、よりよい維持管理、より安いコストを考える本邦唯一の専門メ−カ−です。 
 脱臭装置をご使用になる方の側にたち常 に新分野の開拓、アイデアに自信を持つプロ意識のメ−カ−です。



営業品目

 脱臭装置 各種
 排ガス処理装置 各種
 ダクト、配管

上記装置の
設計、製作、据付、試運転、保全。



実績

  官庁関係では、各都道府県の下水処理場、ポンプ場、し尿処理場、ごみ処理場、ごみ中継場、浄水場等 に数百の
 納入実績を持っております。
  民間企業では、パン製造工場、飼料製造工場、金属製造工場、製薬工場、サッシ工場、車製造工場、化学工場、
 カ メラ製造工場、研究所、病院、印刷工場、醤油製造工場、電線製造工場、テ−プ製造工場
その他、多数に納入実績を
 持っております。

 

 下記のものはカ−トリッジ入りの吸着剤、取り替え装置付きで簡単に操作出来るタイプです

内蔵回転式                            フォーク式
                 活性炭吸着塔                                                                      活性炭吸着塔
                (回転取出し式)                                                                      (フォーク式)

 


脱臭装置にはいろいろなタイプがありますが、代表的なものとして次の2種 類があります。

乾式脱臭装置  吸着剤を充填した塔の中に悪臭(有毒)ガスを通して脱臭する装 置
           立型、横型。

湿式脱臭装置  充填物を入れた塔の中に、酸、アルカリ、次亜鉛等の薬液を噴霧させ、
           この中に悪臭(有毒)ガスを通して洗浄し、脱臭する装置。
           立型、横型。



  ガス処理装置、脱臭装置の選定計画について

  ガス処理装置・脱臭装置計画


@ 有毒ガス、悪臭の発生箇所、範囲など発生源の確実な把握


A 発生物質の濃度、成分割合、及びそれらの物理的、化学的 性質の調査、特に引火、


  爆発等の危険性調査


B 経験値との照合

C 関連法規の調査、労働安全衛生法関係、公害関連法、地方 条例、建築基準法等

D 制御方法の選定と計算、吸込フ−ドと作業性との関連、特 殊フ−ドの設計等

E ガス処理方式の選定と後処理の方法の決定

F 処理装置の設置場所とダクト経路の決定

G 各部の性能計算、排風機、電動機の選定


H 安全装置の組込計画


I 官庁手続


J 計画の調整と見積計算

@ 対象ガスの名称、成分、濃度

A 処理ガス中に含まれる固形物(粉塵)、タ−ル分等の状態

B ガス温度

C 発火、爆発性

D 各成分の物理処理の方法

E 各成分の化学処理の方法

F 排出濃度の検討

G 処理ガス量、作業性、装具規模の決定

@ 作業標準の製作

A 処理装置の管理責任者の決定

B 洗浄液等の後処理の方法、廃棄物処理業者等との契約

C 装置の維持管理、処理薬品の補充方法

  各種ガス処理装置・脱臭装置の原理と構造

方式

原     理

特   徴

ガスを液体と接触させ、溶解、あるいは反応により対象物質を 除去する。洗浄液としては水アルカリ、酸、各種塩類の水溶液が用いられる。洗浄塔としては充填塔が多く用いられる。

粉塵と共存する有害ガス処理 に適する。無機ガスの処理に適する。運転経費が安い。排水処理が必要である。

 

ガスを活性炭、シリカゲル等の吸着剤に接触させガス中の特定 成分を吸着除去する。一定量の吸着剤に吸着される物質の量は限られるため適切な時期に吸着剤の交換、再生を行う必要がある。又共存する粉塵、ミスト、タ− ル分等が吸着剤を覆って性能を低下させるのでガスの前処理が必要である。

低濃度ガスの処理に適する。 成分回収ができる。吸着平衡に達した吸着剤の再生又は廃棄処分の方法を考えておかねばならない。




 

資料

1、臭気強度と濃 度の関係及び臭気強度と臭気濃度の関係

物質名\臭気強度

1.5

2.5

3.5

臭いの種類

アンモニア

0.1

0.3

0.6

1

2

5

10

40

刺激臭

硫化水素

0.0005

0.002

0.006

0.02

0.06

0.2

0.7

8

卵の腐敗臭

メチルメルカプタン

0.0001

0.0003

0.0007

0.002

0.004

0.01

0.03

0.2

玉葱の腐敗臭

硫化メチル

0.0001

0.0005

0.002

0.01

0.04

0.2

0.8

20

キャベツの腐敗臭

トリメチルアミン

0.0001

0.0004

0.001

0.005

0.02

0.07

0.2

3

魚の腐敗臭

二流化メチル

0.0003

0.002

0.003

0.009

0.03

0.1

0.3

3

キャベツの腐敗臭

アセトアルデヒド

0.003

0.005

0.01

0.05

0.1

0.5

1

10

エーテル様刺激臭

スチレン

0.03

0.08

0.2

0.4

0.8

2

4

20

都市ガス臭

プロピオン酸

0.002

0.004

0.008

0.02

0.04

0.09

0.2

1

甘い酢酸臭

酪酸

0.0001

0.0003

0.0007

0.002

0.005

0.01

0.04

0.3

チーズ臭、汗臭

吉草酸

0.001

0.002

0.003

0.005

0.009

0.015

0.03

0.08

銀杏臭、靴下むれ臭

イソ吉草酸

0.0001

0.0002

0.0004

0.001

0.004

0.01

0.03

0.25

銀杏臭、靴下むれ臭

 規制基準値(単 位ppm)

 測定方法 1) 排ガス量・各箇所制圧測定方法
        JIS-Z-8088「排ガス中野ダスト濃度測定方法」中の、6.排ガスの流速及び流量の測定による。

       2)脱臭装置洗浄液濃度及びPH測定方法
        JIS-K-0102「工場排水試験方法」とJIS-Z-8802「PH測定方法」による。

       3)脱臭装置入口部・出口部ガス濃度・洗浄液濃度測定方法
        JIS-Z-8802「排ガス中のダスト濃度測定方法」中の4.排ガス温度の測定による。

       4)脱臭装置入口部・出口部ガス濃度測定方法
        悪臭防止法施工規則(昭和47年総理府令第39号)第3条に基づき定められた悪臭物質の測定方法
         (昭和47年環境庁告示第9号及び昭和51年環境庁告示第47号)による。

2、6段階臭気強 度表示法

臭気強度表示法

内容

無臭

やっと関知できる臭い(検知閾値濃度)

何の臭いであるか分かる弱い臭い(認知閾値濃度)

楽に関知できる臭い

強い臭い

強烈な臭い

悪臭とは不快感の 原因であり主観的要素が多いが、悪臭の強さの表現方法と して6段階表示法が一般に使用され、悪臭防止法の運用には環境庁はこの表示法を採用しています。

3、悪臭に係わる 規制基準の設定

規制地域の区分\規制基準値

排出口

敷地境界線

工業専用地域、工業地域

臭気濃度1000

臭気濃度  20

準工業地域、商業地域、隣接商業地域

臭気濃度 500

臭気濃度  15

上記以外の地域

臭気濃度 300

臭気濃度  10

 臭気濃度と は、臭気のある空気を無臭の空気で臭気の感じられなくなるまで希釈 した場合の当該希釈倍数をいい、三点比較式臭袋法によりもとめる。
 基準の判定に当たっては、排出口濃度はピ−ク時における瞬間値とする。

 これら悪臭物質 の規制地域は都道府県知事が区市町村長や隣接県の市町村 長の意見を聞いて指定します。規制基準は規制地域ごとに自然的社会的条件を考慮して悪臭物質の種類ごとに規制基準を定めることになっています。

悪臭防止法第4条 の規制基準の範囲は施工規則第1条で定められており、こ れによると悪臭物質の規制基準値は6段階臭気強度表示法による相当濃度(ppm)が採用されています。この規制基準値のよれば一般には住宅地域の境界線で は臭気強度を2.5に規制し、工業地域は3.5に規制し、これらの中間地域では3に規制しています。これらの悪臭対策として、種々の脱臭装置があります。 しかるに悪臭条件に最も適した効果ある方式を選択することが重要であることは云うまでもありません。


 

 

 

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